「家でもネコ飼ってんの?」
「前は飼ってたんだけど。1ヶ月前に死んじゃって」
「あー……そっか。ごめんな、ツラいこと、思い出させるようなこと聞いちゃって」
「ううん。でも、この子のこと見てたら、ミーコのこと思い出しちゃって。それで、どうしても放っておけなくって」
「へー。芹沢んちのネコ、ミーコって名前だったんだ」
「うん。わたしが三歳のときに名前をつけたの」
話しているうちに、だんだん落ち着いてきたのか、少しずつ芹沢の声が明るくなっていくのがうれしかった。
今までも、まあ、かわいい女子だな、くらいには思ってたけど、特に興味があったわけではなかった。
けど、一緒に歩いているうちに、もっと彼女のことを知りたいと思うようになっていく自分がいた。
「前は飼ってたんだけど。1ヶ月前に死んじゃって」
「あー……そっか。ごめんな、ツラいこと、思い出させるようなこと聞いちゃって」
「ううん。でも、この子のこと見てたら、ミーコのこと思い出しちゃって。それで、どうしても放っておけなくって」
「へー。芹沢んちのネコ、ミーコって名前だったんだ」
「うん。わたしが三歳のときに名前をつけたの」
話しているうちに、だんだん落ち着いてきたのか、少しずつ芹沢の声が明るくなっていくのがうれしかった。
今までも、まあ、かわいい女子だな、くらいには思ってたけど、特に興味があったわけではなかった。
けど、一緒に歩いているうちに、もっと彼女のことを知りたいと思うようになっていく自分がいた。



