撮影から抜け出してきたという様子の良明に純は目を丸くする。
「よし、来てくれ」
良明は純の手を掴んで強引に歩き出す。
玄関の前には黒い車が止まっていて、運転席には四十代くらいの男性が座っている。
「ちょ、ちょっと待って!」
せめて玄関の鍵くらいは閉めてでないと後で大目玉を食らうのは純だ。
「それで、なにこれ」
玄関の鍵を閉めて車に乗り込んだ純はようやく良明にそう質問をしていた。
隣に座る良明はさっきからなんの説明もしないし、運転席の男性はバックミラーでちらちらと純を確認しているだけだ。
わけもわからないまま車に乗ってしまった自分も自分だけれど、ふたりともひどいじゃないかと感じ始めていた。
「これから撮影現場に行くんだ」
「よし、来てくれ」
良明は純の手を掴んで強引に歩き出す。
玄関の前には黒い車が止まっていて、運転席には四十代くらいの男性が座っている。
「ちょ、ちょっと待って!」
せめて玄関の鍵くらいは閉めてでないと後で大目玉を食らうのは純だ。
「それで、なにこれ」
玄関の鍵を閉めて車に乗り込んだ純はようやく良明にそう質問をしていた。
隣に座る良明はさっきからなんの説明もしないし、運転席の男性はバックミラーでちらちらと純を確認しているだけだ。
わけもわからないまま車に乗ってしまった自分も自分だけれど、ふたりともひどいじゃないかと感じ始めていた。
「これから撮影現場に行くんだ」



