KISSでチェンジ!

☆☆☆

 なにがなんだか意味がわからない。

 このまま良明の言いなりに鳴るのは嫌なので映画の続きを見ようと思ったのに、なぜか着替えをして出かける準備を済ませてリビングに戻ってきていた。

 なんだかんだと良明の言いなりのようになっている自分に腹が立つ。
けれど今日は会えないと思っていたので嬉しさを感じていることも事実だった。

 クライマックを迎えた映画のことなんてすっかり忘れて良明を待っていると家の前に車が停まる音が聞こえた。

かと思ったらすぐに玄関チャイムが鳴らされて、純は慌ててかけ出る。
「良明!」

 玄関を出た先には黒のスーツ姿の良明が立っていた。