KISSでチェンジ!

 ひとまず安心で大きく息を吐き出す。途端に涙が出て来そうになて慌てて力を込めて引っ込めた。
 生きていることはわかったけれど、どうしてこんなところで寝てるんだ?

 良明の体を移動させたいけれど、さすがに今の純には無理な話だ。誰か呼ばないと。
そう思ってスマホを操作しようとしたとき、「ん……」と小さな声を上げて良明が寝返りを打った。

「良明!? おい、起きろよ!」
 少し乱暴にその体を揺さぶると良明は一度ギュッと目をつぶり、そしてゆっくりと開いていった。

 よかった、目を覚ました!
「……純?」

 ぼんやりとした視線を純へなげかける。
 まだ覚醒しきっていないためか、その視線は不安定にさまよった。

「大丈夫か? 体、なんともないか?」