KISSでチェンジ!

左右に首を振って答えると、委員長が心配そうな表情を向けてきた。
「この前のことが原因とかじゃなくて? ほら、小説のモデルになったこと」

それはすでにこのクラスの全員が知ることとなっていた。
なにせあの作品で茜は佳作を受賞したのだから、話題にならないわけがない。

「そうなの……かも?」
自身がなくてまだまだ首をかしげる良明。

あの件はたしかに少しやりすぎてしまったかもと思うところがある。
教室内でも学校までの行き帰りでも、かなりベタベタとくっついたから。

そのおかげで茜の良作が生まれたと思っているから後悔はしていないが、純がどう感じているか、その後直接聞いたことはなかった。