KISSでチェンジ!

少しだけ呼吸を整えて、それからまた言葉を続けた。
「だから、私の書く小説のモデルになってほしいって!」

その言葉にまた教室内がざわついた。
「小説?」

「モデルって、じゃああのベタベタは演技だったてこと?」
「そうなの!」

つぶやきに肯定したのは茜だった。
「だから、これは全部ウソなの!」

茜は黒板を叩いてそう言い切った。
顔を赤くし、肩で呼吸をしている様子に純は横でなにもできなかった。

「なぁんだそういうことかよ」
「ってか、小説って男同士の恋愛?」