KISSでチェンジ!

 ごもっともなことを言われてまた反論ができなくなり、下唇を噛みしめる。
 ところでついさっき部屋の中で感じていた体の違和感は今ではすっきり消えてなくなっていた。

自分で自分の胸に触れてみても、そこには分厚いとは言えない胸板が存在しているだけでホッと息を吐き出す。

 純の体は生まれつき男と女と兼ね備えていた。
しかし、片方の性別は二十四時間しか保つことができない。

なぜそうなってしまったのかはわからない。
 生まれつきの謎の病。

 そう言われて、自分でも受け入れてきた。
問題なのは男でいても、女でいても二十四時間経過すれば勝手に別の性別になってしまうということだった。

 これでは今日男として遊んだ友人が、明日には女になって目の前に現れるという現象が起きてしまう。