KISSでチェンジ!

それで、時々自分たちに読ませてほしいな。
なんてことを考えていたところで、茜のキラキラとした視線に気がついた。

「ということで、観察させてもらうから!」
そう言われて純はハッと息を飲んだ。

茜の小説に気を取られてそのことをすっかり忘れてしまっていた。
元はと言えば小説のモデルになると決めたから、小説を読ませてもらったんだった。

茜を前にして口をパクパクさせてなにも言えずにいる純の肩に良明が手を乗せる。
そして茜に向けて「もちろんだ」と、頷いてみせたのだった。