僕に依存してほしい。【ピュアBL】

 スキー場に着くと、僕たちの車は並んで停まった。駐車場から大きな山の全体が見える。混んでいなくて、人のいないところだらけだから、のびのび自由に滑れそうかな? 混んでいたら誰かにぶつかっちゃいそうになるから、今日は安心。

 スキー靴を履いたり準備をしたあとは「楽しんでおいで」って怜くんのお父さんが言って、いつも親たちと僕たちの2組に分かれる。親たちは一番難しい上級コースに。

 僕は毎年、怜くんと中級レベルぐらいのコースを滑っている。中級でも僕にとっては難しくて、転ばないようにゆっくりとスキーで滑ってく。怜くんはすいすいボードで先に進んでいって、僕との距離が広がったら止まって僕を待ってくれている感じ。


 今年は僕と怜くん、そして悠生くんの3人。

 中学時代、授業でスキーをした時はレベルごとにグループが分かれて滑る感じだったんだけど、悠生くんは一番うまいグループにいた気がする。

 ふたりは運動が得意で、僕は……苦手。
 もう運動全部が苦手。