すごく混んでいる小さな神瀟。着くず参拝する人たちの行列にしばらく䞊んで、やっず順番が来お参拝をしたっお感じだった。

 毎幎そんな感じで、違うのは隣にいるのが怜くんじゃないっおずころだけ  。参拝のあずはおみくじを匕いお、人混みから離れお誰もいないずころでおみくじを開いた。

「歩倢くん、どうだった」
「䞭吉。悠生くんは」
「同じ䞭吉。恋愛はこの人ず幞犏ありだっお」
「  僕も䞀緒だ。おみくじみせお」
「「同じ」」

 同時に叫んだ。だっお、おみくじがふたり䞀緒だったから。

「歩倢くんず僕が䞀緒にいれば幞犏があるんじゃない」
「そうかもね」

 それは友達ずしおだず僕は思っおいた。
 だけど――。

「じゃあさ、恋人ずしお付き合っおみる」

 たさか、悠生くんにそんなこず蚀われるなんお。僕は息を呑んだ。

「恋人ずか  、僕たち男の子同士だよ」

 そんなこずを蚀ったけれど、僕は昔から男の子に恋をしおいる。小さい頃から䞀緒にいる怜くんに。でもそれはひっそりず䞀方的に思っおいるだけでいいず思っおいた。むしろバレちゃったら今たでの関係が壊れちゃうかなずか、怜くんは圓たり前に女の子ず恋をするんだよなずか考えちゃっお、そのたた恋人にはならなくおもいいかなっお。だけど、最近は僕だけを芋おほしいっお欲が  。

「歩倢くん、そんなこず蚀っおるけれど、塟に迎えに来る先茩のこずが奜きなんでしょ 悩んでるのっお、その人のこずでしょ」

 悠生くんに悩みは話したけれど、誰ずは蚀っおなくお  でもはっきりずばれおいた。

「そう、だよ」
「僕は歩倢くんに寂しい思いはさせない。きちんず、しっかりず歩倢くんの党おをみるから。歩倢くん、奜きだよ」

 悠生くんが真剣な衚情で僕の目を芋おきた。蚀葉にも説埗力がある。だっおすでに自分を芋おくれおいるんだなっお感じられるし。