さっさと上履きに履きかえて愛生と一緒に教室に向かう。

「そういや愛、冬休みどっか行かない??」

全くこの子は、、受験生という自覚がない、

「あのねぇ愛生?私もあなたも受験生。
これはわかるよね?」

「うん!」

絶対わかってない、

「受験生ってことは?」

「遊び。」

はあ、、

「違うでしょ?勉強でしょ?」

「いやーーー!!めんどくさい!!」

イヤイヤ期の子供か、

「愛生、あなた私と同じ大学行きたいんでしょ?」

「そうだけど、、」

「じゃあ勉強しよ?もし愛生が勉強頑張ったら一緒にどこか遊びに行こ?」


「マジ??!!!」
ちょろい。

「うん」

「じゃあ勉強する!教えてね!」

「私が教える前提なんだ、まぁいっか。」

愛生と離れるよりはマシかな。

「あ、教室についた、入ろ!」

「うん。」