目が覚めると、道の真ん中に立っていた。
周りには木造の家がたくさん並んでいて、洗濯物が干されてた。

けど、ところどころ壊れていて、そこを鉄板で補強してるみたいだった。

周りに歩いてる人に目を向けると
見たことない服装だった。

着物にズボンを履いたダサい服だった。
中には兵隊のような服を着た人もいた。

なに、、これ、、
私死んだんじゃないの、、?

現実的じゃない風景を見て目眩がした。

こんなの、日本じゃない、

私は不安に襲われながらも、歩いて、知っている人を探そうとする。

少し歩いてふと見た看板に私は見覚えがあった。
『ぜいたくはてきだ』

この看板は、日本が戦争中に出していたものだ。
教科書に載ってたこの看板がどうして目の前にあるのか私にはわからなかった。