迷路みたいで全然駅が見えないし、人通りが少なくてちょっと怖いかも。
にぎやかな駅のすぐそばに、こんな閑散とした場所があるなんて。
ここにずっといるのは危ない気がして、早足で駅のほうへ歩いてると。
「ねー、そこの可愛い子」
真後ろから急に腕をつかまれて、びっくりして振り返った。
「わっ、お前が言った通りマジで可愛いじゃん!」
見るからにヤバそうな、派手な見た目の三人組に絡まれてしまった。
「おっ、つーかこの制服って英華学園じゃね?」
「あー、お嬢様学校って呼ばれてるところか。こんな可愛い子がひとりでいるなんてラッキーだな」
ここは相手にせずに会話しないほうがいいかも。
目を合わさないように、このまま立ち去りたいのに。

