明日、迎えに来てよ

12月24日─10:00

メッセージ

凌空「今日イルミネーション見にいかない?」

葵「行きたいんだけど、ごめん」
「用事があって。」

凌空「そっか、分かった」

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年が明け─1月8日 始業式

女子A「おっはよ〜!」

葵「おはよ」

女子A「なに、元気なくない?どうしたの?」

葵「いや別に...元気だよ」

女子B「そっか、それならいいんだけど...」


凌空「...おはよ、葵」

葵「!?」「お、おはよ。」

凌空「この前はごめんな、急に誘ったりして」

葵「ううん、全然大丈夫だよ」
「私こそごめんね」

凌空「なんでお前が謝るんだよ笑」

葵「いや...ううん、なんでもない、笑」

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12月22日

医者「大変申し上げにくいのですが、石井さんは余命半年...もって1年だと検査結果で分かりました。」

母「間違いとかではない...ということですよね?」

医者「はい、残念ながら」
「私達も最善は尽くしますが保証は出来かねます。」

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こんなことがあったから、学校に行ってもどんな顔すればいいか。分からない。
いつもみたいに笑顔でいたいけれど...病気のことが邪魔をする。

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3月 終業式

女子A「もう2年生終わっちゃうのかー!」

女子B「みんなに会えなくなっちゃうの寂しいね...」

女子A「絶対3年も同じクラスになろうね!」

女子B「なろー!葵も!!」

葵「え、あ、うん!約束!」

終業式が終わったらすぐ入院だ
3年生の始業式も迎えられないし、みんなに会えない

もちろん、凌空くんにだって。

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4月 某日

日々退屈な入院生活。
検査ばかりで毎日疲れるよ...

そんなことを考えている中、一通のメッセージが届く

「葵、元気か?」

凌空くんからだ。しばらく会えていない。

「会いたい。いつ会える?」

この文章を見て涙が1粒、2粒と頬をつたって流れてきた。

「私だって会いたいよ...」

けれど、こんな姿で会えるはずがない。
身体はチューブで繋がれ、顔はすっぴん。
それからこんな状態でなんて会いたくない。せめて元気な時に会いたかった

でも、大好きな凌空くんに会いたくてしょうがなかった私は 無意識に手を動かし気づけばメッセージを送信し全てを話していた。

すると、、

「病気がなんだとか、どうでもいい」
「俺が葵を好きなことには変わりない」

そう、返ってきた
それを見た時、思わず涙が止まらなかった。

葵「明日、迎えにきてよ...」
「1日だけ、どこかに連れてってよ...」

そんな心の声をもらした瞬間、

「明日、会おう」

彼は私のことを聞いていたかのように、ほしかった言葉が返ってきた

「ありがとう」

最近容態も良くないし最後だろう。
だからこそ、たくさん思い出作ってたくさん笑いあってたくさんたくさん、愛を伝えたい。

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あれから時は過ぎ、7月

私はあの世へと旅立った。

最後に大好きな彼に会えて良かったな。

またね。

また、来世で会おうね。

大好き。

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