泣き止んだ茉里ちゃんが言うには、
小さい頃から家の為と言われて頑張ってきた。勉強も運動も、なんでも完璧にこなさないといけなかったらしい。わがままも言わず、必死に耐えてきた。
その生活が苦しくて、耐えられなかったけど、中学で瀬良くんと出会って恋をして、やっと我儘になりたいことができたのに、結局は両親に言えず、期待に応えるために塾を選んだんだとか、
「そうだったんだ。」
「秋に、お見合いが決まって。まあ、初めてだし、私の希望でどうにかなるものでもないんです。
それで最近カリカリしてたから夏休み前、先輩にすごく意地悪なことしちゃってました。ごめんない。」

