瀬良くんが私を諦めない






「あっつーい。」

「歌恋ちゃん、私飲み物買ってくるね。何が良い?」

「えっ、いーの?!じゃあサイダーで!次は私が行くからね!」

「うん、ありがとう!」




塾の夏期講習に通い始めて早1週間、

クーラーが効いてるはずなのに、教室の中は暑いまま。


暑さに弱い歌恋ちゃんは誰よりも早くダウンする。



「まあ、私は窓際の席だからそんな感じないけど」


1週間も経つと自販機の位置も、どこが空いてるかとかわかるようになった。