「言うわけ無いだろ?馬鹿なのか?でも……もうあのババアは気づいたからね……僕の押し入れの中に君との愛の結晶が詰まりに詰まった写真を見られたから!!一生の不覚だっ!!そしたらあのババア、「私に嘘ついてたのね!!あの子が言ってた事ホントなんて!!」って泣き崩れてた。見放したのは、アイツなのに被害者ブルなんて馬鹿げてる」
「被害者ぶるですって?……霞を痛めつけたのは……元々アンタなのに?」
愛が潤を睨んで、反論した。
高揚した気持ちが落ち着いて、やっと正気を保てた気がする。
こんな大人の言い分に飲まれてしまいそうだった。
危ない。
「小娘は、黙ってろ!!」
愛を潤は、殴った。
「その後には、何が待っていたと思う?あのババア「お前と離婚して、刑事告訴で訴える」って言い出した。僕と霞の崇高な愛を邪魔して、縁を切るつもりなんだ!!誰にも邪魔されてはならない愛をね!!」
潤は愛の首元に、さらにナイフを切り込んだ。
少しずつ、愛の首元が切れて血がしたたり落ちてゆく。
「だから、夜逃げすることに決めたよ………。霞!!この子を殺されたくなければ、僕と一緒に来るんだ!!逃げよう!!どこまでも!!」
本当は………この人となんていくのは嫌だ。
絶対にろくな未来なんて、見えないからだ。


