覚えたくない恋はいらない

「かのかーーー!おまたせ、かえろっか」



走り寄ってきたのは紫音だった。



「おつかれー!全然待っとらんよ」



暑そうに制服のボタンを緩めている。



「聞いてよ今日灘さんがさー……」