**
「夕映」
「……んっ」
「起きれるか?」
「……今、何時ですか?」
「もう昼過ぎてる」
「……えっ、ぁっ…」
彼の言葉に驚き起き上がろうとしたのだが、腰が軋んで鈍痛が走る。
昨夜はあの後、結局ベッドに雪崩れ込んで、彼に隅々まで愛された。
お陰で、健康だけが取り柄の夕映だが、体が重くて俊敏に起き上がれない。
「次からは手加減して下さいっ。これじゃあ、仕事になりませんよ」
「その口調直したらな」
「っ……」
ニヤリと冷笑した彼は、私のおでこにキスをした。
「冷めないうちに来いよ」
起こしてくれないの?
こういう時は、支えてくれるもんじゃないの?!
「もうっ!誰がこんなんにしたのよっ!!」
クククッと喉を鳴らしながら立ち去る彼。
寝室のドアがバタンと閉まり、夕映は枕を思いっきりドアに投げつけた。
「痛ったたたたたっっっ……」
夕映は悶絶しながらゆっくりと起き上がった。
**
「わっ、招き猫」
「ここは、歴史上初めて夫婦と言われる伊弉諾尊・伊弉冉尊が祀られている神社で、縁結びのご利益があるらしい」
「……そうなんですね」
入籍して一週間。
まだ知り合って半年だけれど、今まで出会った人の中で彼が一番惹きつけられる。
吸引力というのか。
どんなに足掻いて抗おうとしても、結局は彼に惹かれてしまっているのだから。
台東区にある今戸神社。
招き猫の発祥の地ともされているようで、境内にはたくさんの招き猫がある。
「猫アレルギーだけど、これなら触れるだろ」
「はいっ」
覚えててくれたんだ。
「この招き猫を待ち受けにすると夫婦円満らしい」
「そうなんですか?」
「お揃いにするか?」
「いいですね」
「夕映」
「……んっ」
「起きれるか?」
「……今、何時ですか?」
「もう昼過ぎてる」
「……えっ、ぁっ…」
彼の言葉に驚き起き上がろうとしたのだが、腰が軋んで鈍痛が走る。
昨夜はあの後、結局ベッドに雪崩れ込んで、彼に隅々まで愛された。
お陰で、健康だけが取り柄の夕映だが、体が重くて俊敏に起き上がれない。
「次からは手加減して下さいっ。これじゃあ、仕事になりませんよ」
「その口調直したらな」
「っ……」
ニヤリと冷笑した彼は、私のおでこにキスをした。
「冷めないうちに来いよ」
起こしてくれないの?
こういう時は、支えてくれるもんじゃないの?!
「もうっ!誰がこんなんにしたのよっ!!」
クククッと喉を鳴らしながら立ち去る彼。
寝室のドアがバタンと閉まり、夕映は枕を思いっきりドアに投げつけた。
「痛ったたたたたっっっ……」
夕映は悶絶しながらゆっくりと起き上がった。
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「わっ、招き猫」
「ここは、歴史上初めて夫婦と言われる伊弉諾尊・伊弉冉尊が祀られている神社で、縁結びのご利益があるらしい」
「……そうなんですね」
入籍して一週間。
まだ知り合って半年だけれど、今まで出会った人の中で彼が一番惹きつけられる。
吸引力というのか。
どんなに足掻いて抗おうとしても、結局は彼に惹かれてしまっているのだから。
台東区にある今戸神社。
招き猫の発祥の地ともされているようで、境内にはたくさんの招き猫がある。
「猫アレルギーだけど、これなら触れるだろ」
「はいっ」
覚えててくれたんだ。
「この招き猫を待ち受けにすると夫婦円満らしい」
「そうなんですか?」
「お揃いにするか?」
「いいですね」



