六月に入り、本格的に暑さが増してきた。
もう少ししたら、梅雨入りしてジメジメした天気が続くんだろう。
そしたら公園にも行けなくなるな。
拓斗の有り余る体力の発散場所がなくなってしまう。
公園に行けなくなるということは、拓海さんと会う機会も減ってしまうということだろうか……。
そんなことをぼんやりと考えていたとき。
「小鳥遊さん」
「え?」
顔を上げると、師長が心配そうに私を覗き込んでいた。
「どうしたの?顔色悪いわよ」
「いえ、大丈夫です」
師長に笑顔を返すと、彼女は「それならいいけど」と微笑んで去って行った。
けれど、なんだかいつもと違って身体が重い気がするな。
はあっとため息を吐き、気持ちを仕事に切り替える。
まずはバイタルとお熱を測りにいかなきゃ。
大部屋に行くと、子どもたちが集まって本を読んでいた。
上からこそっと覗いてみる。
「なに読んでるの?」
「あ、たかなしさん!」
「あのねえ、まちがいさがしの本でねえ」
うんうん、とうなづきながらも、心の中では困惑していた。
どうしたんだろう。
子どもたちの声がうまく耳に入ってこない。
もう少ししたら、梅雨入りしてジメジメした天気が続くんだろう。
そしたら公園にも行けなくなるな。
拓斗の有り余る体力の発散場所がなくなってしまう。
公園に行けなくなるということは、拓海さんと会う機会も減ってしまうということだろうか……。
そんなことをぼんやりと考えていたとき。
「小鳥遊さん」
「え?」
顔を上げると、師長が心配そうに私を覗き込んでいた。
「どうしたの?顔色悪いわよ」
「いえ、大丈夫です」
師長に笑顔を返すと、彼女は「それならいいけど」と微笑んで去って行った。
けれど、なんだかいつもと違って身体が重い気がするな。
はあっとため息を吐き、気持ちを仕事に切り替える。
まずはバイタルとお熱を測りにいかなきゃ。
大部屋に行くと、子どもたちが集まって本を読んでいた。
上からこそっと覗いてみる。
「なに読んでるの?」
「あ、たかなしさん!」
「あのねえ、まちがいさがしの本でねえ」
うんうん、とうなづきながらも、心の中では困惑していた。
どうしたんだろう。
子どもたちの声がうまく耳に入ってこない。



