「申し送りは終わってるでしょ?早く準備して帰ろ」
「うん、時間ってあっという間に過ぎちゃうね」
名残惜しくて茉由ちゃんに目をやると、理沙はくすくすと笑う。
「本当に子どもが好きね。注意しなきゃ二十四時間ここで働いてそうだわ」
「そうかも。だってすごく可愛くて癒されるんだもん」
「いいお母さんになりそうだよね、菜乃花は」
……なれたらいいんだけどね。
複雑な気持ちになって、曖昧に微笑んだ。
お母さんになる以前の問題があるんだよなあ……なんて言えるわけもなく、代わりに小さなため息が漏れる。
「うん、時間ってあっという間に過ぎちゃうね」
名残惜しくて茉由ちゃんに目をやると、理沙はくすくすと笑う。
「本当に子どもが好きね。注意しなきゃ二十四時間ここで働いてそうだわ」
「そうかも。だってすごく可愛くて癒されるんだもん」
「いいお母さんになりそうだよね、菜乃花は」
……なれたらいいんだけどね。
複雑な気持ちになって、曖昧に微笑んだ。
お母さんになる以前の問題があるんだよなあ……なんて言えるわけもなく、代わりに小さなため息が漏れる。



