——そして一夜明け、送ってもらって帰ってきたわけなのだけれど。
頭の中が混乱しすぎてパンク状態だったため、理沙に電話をして事の次第を話したのだ。
もちろん、コンプレックスについては理沙にも秘密にしているため、その部分は隠して。
『で、いつごろ結婚の予定なの?』
「んー詳しいことはまだ何も話してないんだ」
『そうなの?まあ、先生は仕事忙しくてバタバタだろうしねえ』
「うん。はは」
乾いた笑いが漏れる。
詳しい話をしていないのは、私が疲れ果てていたため、今朝話し合いができる状態じゃなかったからだ。
まさかあの行為があんなにも体力を消耗するものだとは思わなかったし、何より男性は三十歳を過ぎてもあんなに元気な生き物だとは思わなかった。
ビギナーの私には、とにかく刺激が強すぎた。
『とりあえずおめでとう!』
「うん……」
『なによ、嬉しそうじゃないわねえ』
電話の向こうの訝しげな声を聞きながら、こわごわ訊ねる。
「理沙は推しが結婚するの、嫌じゃないの?」
これは私がとても気になっていたことで、理沙に訊こうと思っていたのだ。
電話の向こうで小さな間があり、それから甲高い笑い声が聞こえた。
『私は推しには幸せになってほしいもん。菜乃花にも幸せになってほしいし。推しと友達が結婚なんて、めでたい要素しかないよ!』
「理沙……」
じーんと目頭が熱くなってくる。
とりあえず、理沙が認めてくれてよかった。
推しを奪ったと思われて、大事な友人を失くすのは悲しいから。
もしかしたらほかのファンからは、学生漫画でありがちな、靴を隠されたりする嫌がらせを受けるかもしれないけれど。
『進展あったら教えてよね』
「うん、もちろん。理沙のほうは?」
『それがさあー、聞いてよー』
そのあとは理沙ののろけ話に付き合って電話を切った。
頭の中が混乱しすぎてパンク状態だったため、理沙に電話をして事の次第を話したのだ。
もちろん、コンプレックスについては理沙にも秘密にしているため、その部分は隠して。
『で、いつごろ結婚の予定なの?』
「んー詳しいことはまだ何も話してないんだ」
『そうなの?まあ、先生は仕事忙しくてバタバタだろうしねえ』
「うん。はは」
乾いた笑いが漏れる。
詳しい話をしていないのは、私が疲れ果てていたため、今朝話し合いができる状態じゃなかったからだ。
まさかあの行為があんなにも体力を消耗するものだとは思わなかったし、何より男性は三十歳を過ぎてもあんなに元気な生き物だとは思わなかった。
ビギナーの私には、とにかく刺激が強すぎた。
『とりあえずおめでとう!』
「うん……」
『なによ、嬉しそうじゃないわねえ』
電話の向こうの訝しげな声を聞きながら、こわごわ訊ねる。
「理沙は推しが結婚するの、嫌じゃないの?」
これは私がとても気になっていたことで、理沙に訊こうと思っていたのだ。
電話の向こうで小さな間があり、それから甲高い笑い声が聞こえた。
『私は推しには幸せになってほしいもん。菜乃花にも幸せになってほしいし。推しと友達が結婚なんて、めでたい要素しかないよ!』
「理沙……」
じーんと目頭が熱くなってくる。
とりあえず、理沙が認めてくれてよかった。
推しを奪ったと思われて、大事な友人を失くすのは悲しいから。
もしかしたらほかのファンからは、学生漫画でありがちな、靴を隠されたりする嫌がらせを受けるかもしれないけれど。
『進展あったら教えてよね』
「うん、もちろん。理沙のほうは?」
『それがさあー、聞いてよー』
そのあとは理沙ののろけ話に付き合って電話を切った。



