「……ザルバス子爵令息の名誉が、傷つけられる訳ですからね」
「だが、子爵の協力はとても大きい。こういう考え方は好きではありませんが、同情を誘うことができる」
クルレイド様は、少し苦しそうな顔をしながらそう言った。
かつての友人の死を利用することに、罪悪感を覚えているのだろう。
ただそれでも彼は決意したのだ。それは彼に、王族としての責務があるからなのかもしれない。
「……そういえば、ギルドルア様に今回の件で協力を仰ぐことはできないのでしょうか?」
「兄上、ですか?」
「ええ、彼もランカーソン伯爵夫人のことは忌み嫌っていたようですし、可能性はゼロではないのではありませんか?」
「そうですね……少し声をかけてみましょうか」
そこで私は、もう一人の王族の存在を思い出した。
ギルドルア様、ランカーソン伯爵夫人のことにも詳しかった彼が味方になってくれれば、とても心強い。できれば、こちら側に引き込んでおきたいものである。
「だが、子爵の協力はとても大きい。こういう考え方は好きではありませんが、同情を誘うことができる」
クルレイド様は、少し苦しそうな顔をしながらそう言った。
かつての友人の死を利用することに、罪悪感を覚えているのだろう。
ただそれでも彼は決意したのだ。それは彼に、王族としての責務があるからなのかもしれない。
「……そういえば、ギルドルア様に今回の件で協力を仰ぐことはできないのでしょうか?」
「兄上、ですか?」
「ええ、彼もランカーソン伯爵夫人のことは忌み嫌っていたようですし、可能性はゼロではないのではありませんか?」
「そうですね……少し声をかけてみましょうか」
そこで私は、もう一人の王族の存在を思い出した。
ギルドルア様、ランカーソン伯爵夫人のことにも詳しかった彼が味方になってくれれば、とても心強い。できれば、こちら側に引き込んでおきたいものである。



