「彼女のことは悪辣だと思っていましたが……まさか、そのような形で被害が出ているなんて」
「……もちろん、ザルバスに悪い所がなかったという訳ではありません。不倫だとわかっていて、夫人の誘いに乗ったことがそもそもの間違いです。彼は愚かだった。しかしそれでも、俺にとっては友人です。その友人をそこまで追いつめた夫人がさらに愚かな行いを続けるというなら、それを止めたい」
クルレイド様にとって、夫人を止めることは弔いでもあるのかもしれない。
その話を聞いて、私の気持ちも少し強くなった。これ以上夫人の被害者を増やさないためにも、一刻も早く対処をしなければならない。
「現状、僕が心から協力してくれると断言できるのは、そのバルガラス子爵だけです。彼も弱みを握られてはいますが、それでも息子の復讐よりは優先しません。ただ、彼を矢面に立たせるのは少々心苦しいですが……」
「……もちろん、ザルバスに悪い所がなかったという訳ではありません。不倫だとわかっていて、夫人の誘いに乗ったことがそもそもの間違いです。彼は愚かだった。しかしそれでも、俺にとっては友人です。その友人をそこまで追いつめた夫人がさらに愚かな行いを続けるというなら、それを止めたい」
クルレイド様にとって、夫人を止めることは弔いでもあるのかもしれない。
その話を聞いて、私の気持ちも少し強くなった。これ以上夫人の被害者を増やさないためにも、一刻も早く対処をしなければならない。
「現状、僕が心から協力してくれると断言できるのは、そのバルガラス子爵だけです。彼も弱みを握られてはいますが、それでも息子の復讐よりは優先しません。ただ、彼を矢面に立たせるのは少々心苦しいですが……」



