「残念ながら、皆目見当がつきません。それがわかれば、こちらも父上を抑え込むことができるのですが……」
国王様の存在は、私達にとって非常に厄介である。
彼が夫人に肩入れしているなら、こちらの勝ち目は薄くなってしまう。この国の最高権力者は、なんとしても抑え込んでおきたい所だ。
「……いえ、待ってください。よく考えてみれば、この状況がそもそも国王様の弱みなのではありませんか?」
「この状況? 夫人と関係を持っていた過去そのものが弱みだということですか?」
「そうではありません。ただ、考えてみてください。一国の主が、たかが伯爵家の夫人の機嫌を伺わなければならない。それは変な話です」
「む……」
そこで私は、重要なことに気が付いた。
国王様の行動は、非常に歪なものである。この国の最高権力者が、伯爵令嬢一人にビビっているなんて聞いたことがない。
そういう状況にあるというのが、そもそもおかしな話だ。国王様は、そこから切り崩せるかもしれない。
国王様の存在は、私達にとって非常に厄介である。
彼が夫人に肩入れしているなら、こちらの勝ち目は薄くなってしまう。この国の最高権力者は、なんとしても抑え込んでおきたい所だ。
「……いえ、待ってください。よく考えてみれば、この状況がそもそも国王様の弱みなのではありませんか?」
「この状況? 夫人と関係を持っていた過去そのものが弱みだということですか?」
「そうではありません。ただ、考えてみてください。一国の主が、たかが伯爵家の夫人の機嫌を伺わなければならない。それは変な話です」
「む……」
そこで私は、重要なことに気が付いた。
国王様の行動は、非常に歪なものである。この国の最高権力者が、伯爵令嬢一人にビビっているなんて聞いたことがない。
そういう状況にあるというのが、そもそもおかしな話だ。国王様は、そこから切り崩せるかもしれない。



