「……姉上、あれでよかったのかな?」
「あら? 何がかしら?」
「アルペリオさんのことだよ」
アルペリオ侯爵令息の元から去った私は、ロンダーを連れて自室まで戻って来ていた。
そんな部屋の中で、ロンダーは疑問を口にしてきた。ただ、その疑問の意味が私には少しよくわからない。
「ロンダーは、今回の決着に何か不満があるの?」
「いや、そういう訳ではないけれど……」
「私は今、とても晴れやかな気分よ」
「そ、そうなのかい……?」
先程までヒートアップしていたロンダーは、すっかり熱が冷めていた。いつもの少し気弱な弟に戻っている。
冷静になってから、彼は思ったのだろう。自分の姉が兄のように慕っていた人物に、色々と言って大丈夫だったのかと。
ただ、それはいらぬ心配である。私はロンダーがああ言ってくれたことを喜んでいる。
「かっこよかったわね。私の弟は」
「あら? 何がかしら?」
「アルペリオさんのことだよ」
アルペリオ侯爵令息の元から去った私は、ロンダーを連れて自室まで戻って来ていた。
そんな部屋の中で、ロンダーは疑問を口にしてきた。ただ、その疑問の意味が私には少しよくわからない。
「ロンダーは、今回の決着に何か不満があるの?」
「いや、そういう訳ではないけれど……」
「私は今、とても晴れやかな気分よ」
「そ、そうなのかい……?」
先程までヒートアップしていたロンダーは、すっかり熱が冷めていた。いつもの少し気弱な弟に戻っている。
冷静になってから、彼は思ったのだろう。自分の姉が兄のように慕っていた人物に、色々と言って大丈夫だったのかと。
ただ、それはいらぬ心配である。私はロンダーがああ言ってくれたことを喜んでいる。
「かっこよかったわね。私の弟は」



