私とクルレイド様は、部屋に二人きりになっていた。
一応正式に婚約が決まったため、そういう成り行きになったのである。
色々なことがあったため、やっとある程度落ち着ける時間になった。ただ、クルレイド様は何やら真剣な面持ちだ。
「クルレイド様、どうかされましたか?」
「え? ああ、すみません。少し、考えてしまって……」
「考える? 何をですか?」
「いや、それは……」
私の質問に、クルレイド様は目をそらした。
それはつまり、私に言いにくいことについて考えていたということだろうか。
「ランペシー侯爵家の領地を引き継ぐことが不安ですか? その年で庇護下から抜け出すことになる訳ですから、きっと不安はありますよね?」
「ああ、それも確かにそうですね」
「そのことで悩んでいる訳ではなかったのですね……」
「え、ええ……」
一応正式に婚約が決まったため、そういう成り行きになったのである。
色々なことがあったため、やっとある程度落ち着ける時間になった。ただ、クルレイド様は何やら真剣な面持ちだ。
「クルレイド様、どうかされましたか?」
「え? ああ、すみません。少し、考えてしまって……」
「考える? 何をですか?」
「いや、それは……」
私の質問に、クルレイド様は目をそらした。
それはつまり、私に言いにくいことについて考えていたということだろうか。
「ランペシー侯爵家の領地を引き継ぐことが不安ですか? その年で庇護下から抜け出すことになる訳ですから、きっと不安はありますよね?」
「ああ、それも確かにそうですね」
「そのことで悩んでいる訳ではなかったのですね……」
「え、ええ……」



