「自覚をしたのは、その後のことですね。俺とロンダーが、庭で遊んでいたでしょう? 木に登ったりして……」
「ああ、覚えています。その時私は確か、注意しましたよね? 危ないから駄目ですって」
「………………正に、その言葉をかけられた時に」
「え? あっ、そうなのですか? それはなんというか……」
クルレイド様は、目を見開いて固まっていた。
それも当然のことだ。私は偶然とはいえ、彼の心の射止めた言葉を口にした訳だ。動揺するのも無理はない。
私の方も、正直困惑している。なんと言っていいのかわからない。言い直すのもの違うだろうし、言葉に詰まってしまう。
「その……だからすみません。兄上があなたに婚約の話を持ち掛けたのは、俺の想いを知っていたからなのです」
「……それは謝ることではありませんよ。婚約相手から愛されているというなら、それは良いことであるはずですから」
「ああ、覚えています。その時私は確か、注意しましたよね? 危ないから駄目ですって」
「………………正に、その言葉をかけられた時に」
「え? あっ、そうなのですか? それはなんというか……」
クルレイド様は、目を見開いて固まっていた。
それも当然のことだ。私は偶然とはいえ、彼の心の射止めた言葉を口にした訳だ。動揺するのも無理はない。
私の方も、正直困惑している。なんと言っていいのかわからない。言い直すのもの違うだろうし、言葉に詰まってしまう。
「その……だからすみません。兄上があなたに婚約の話を持ち掛けたのは、俺の想いを知っていたからなのです」
「……それは謝ることではありませんよ。婚約相手から愛されているというなら、それは良いことであるはずですから」



