「あの女の性質は、殿下もご存知であるはずだ。浮気を公然と繰り返すあれには辟易としていた。まさか、こんな事件を起こすとは思っていなかったが……」
「なるほど、あくまでも自分は関係ないと主張する訳ですね」
「ええ、あれがそう言っているだけなのでしょう? 証拠なんてものはないはずです」
ランカーソン伯爵の主張は、間違っているという訳でもない。
こちらの根拠は、夫人の証言だけだ。しかもそれは虚偽である。それを証拠にするのは、本来であれば無理な話かもしれない。
だが、その辺りはギルドルア様だってわかっているはずだ。夫人の時のように、きっと何か用意しているだろう。
「しかしですね、伯爵。今回のような大それたことを夫人が一人で企てていたとは考えにくいのです。僕は国を治める一族の一人として、この事件を詳しく調べる必要がある」
「それならば、調べれば良いでしょう?」
「なるほど、あくまでも自分は関係ないと主張する訳ですね」
「ええ、あれがそう言っているだけなのでしょう? 証拠なんてものはないはずです」
ランカーソン伯爵の主張は、間違っているという訳でもない。
こちらの根拠は、夫人の証言だけだ。しかもそれは虚偽である。それを証拠にするのは、本来であれば無理な話かもしれない。
だが、その辺りはギルドルア様だってわかっているはずだ。夫人の時のように、きっと何か用意しているだろう。
「しかしですね、伯爵。今回のような大それたことを夫人が一人で企てていたとは考えにくいのです。僕は国を治める一族の一人として、この事件を詳しく調べる必要がある」
「それならば、調べれば良いでしょう?」



