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キーンコーンカーンコーン・・・
キーンコーンカーンコーン・・・
「・・・なんとか間に合ったあ」
「今日芽生、いつにも増して遅刻ギリギリだったね。」
「・・・まぁ色々あってね。でもセーフ!!」
そう言って芽衣はピースサインを幼なじみで親友の
遠藤琴音(えんどう ことね)に向ける。
「…あ、そういえば生徒手帳提出した?」
「…遅刻しなかった嬉しさで完璧に忘れてた。」
芽生の通う学校では毎日朝に生徒手帳をクラスの担任に提出する決まりがある。
「あれおかしいな…」
「どうしたの?」
「いや、生徒手帳が見当たらなくて…」
「それはやばいね…。
急ぎすぎて家に忘れてきたんじゃない?」
「たしかに入れてたはずなんだけど…」
そういうと芽生はカバンをひっくり返し、中身を全て机に出す。
「ない……。」
「んーないね。やっぱ家に置いてきたんじゃ…」
(…あ、もしかしてあの時)
芽生がひとつの可能性にたどり着いたと同時に教室のドアが勢いよく開かれた。
「あ、あの!……高槻芽生さんおられますか?」
生徒指導の男性教師が教室に響き渡るような声で芽生の名前を呼んだ。
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キーンコーンカーンコーン・・・
キーンコーンカーンコーン・・・
「・・・なんとか間に合ったあ」
「今日芽生、いつにも増して遅刻ギリギリだったね。」
「・・・まぁ色々あってね。でもセーフ!!」
そう言って芽衣はピースサインを幼なじみで親友の
遠藤琴音(えんどう ことね)に向ける。
「…あ、そういえば生徒手帳提出した?」
「…遅刻しなかった嬉しさで完璧に忘れてた。」
芽生の通う学校では毎日朝に生徒手帳をクラスの担任に提出する決まりがある。
「あれおかしいな…」
「どうしたの?」
「いや、生徒手帳が見当たらなくて…」
「それはやばいね…。
急ぎすぎて家に忘れてきたんじゃない?」
「たしかに入れてたはずなんだけど…」
そういうと芽生はカバンをひっくり返し、中身を全て机に出す。
「ない……。」
「んーないね。やっぱ家に置いてきたんじゃ…」
(…あ、もしかしてあの時)
芽生がひとつの可能性にたどり着いたと同時に教室のドアが勢いよく開かれた。
「あ、あの!……高槻芽生さんおられますか?」
生徒指導の男性教師が教室に響き渡るような声で芽生の名前を呼んだ。
