「ふわぁ,,,」


わたし、紅葉(くれは)音羽(おとわ)は朝、 6時に起床する。


友達の霧下(きりした)真菰(まこも)ちゃんは早い、っていっているけどわたしは朝の日課がある。


それは,,,。



「しーくん!起ーきーてー!
遅刻しちゃうよ…?」


「んぅ…?音羽?」



お隣に住む、幼なじみの紅葉(こうは)織(しき)を起こすこと。



むっくりと起き上がったしーくん。
ふふっ。
いつも通り可愛い寝癖がついてる。



「なーに,,,?」


「しーくん、寝癖ついてる。直してあげ
る。」


「はっ!?」



なに驚いてるの?
しーくん、顔赤い?
まあいいや!



「しーくん、早く着替えて来てね。」


「……あぁ。」



今日もかっこよかった…!
そう、しーくんはわたしの初恋で今も好きな人。
今日も振り向いてもらえるように頑張らなきゃ!



少し時間がたってから、しーくんがリビングに降りてきた。



「織、やっと降りてきたわね。あらぁ、音羽ちゃん!おはよう~。今日も可愛いわぁ~。」


「しーくんママ!おはようございます!」



しーくんママこと三枝(さえ)さん。
今日もチャームポイントである、くるくるまいた髪を高めの位置でくくっている。



「ほら、織もさっさと食べちゃいなさい。」


「わーってるよ。」


「しーくん!そんな風に言っちゃだーめ!」


「っ!……ごめん」


「わたしじゃなくてしーくんママに言うの!」


「……ごめん。」


「よろしい!」



なんやかんやで言うことを聞いてくれてるしーくん。こんなしーくんもわたしは大好き❤️