溺愛彼氏はめんどくさい

「さっき、……て、……ん、ね」

「ん?なーに?聞こえない」


こつん、とおでこをあわせ、至近距離で目を合わせる。


ぶわわわわわとなゆの顔が一気に赤くなる


「おしえて、なゆ」



なゆは、俺の顔が好きなのだ。

知ってる。



「さっき、きらいって、ぃって、ごめん……んむぅ」

言いきる前に唇を押し付ける。


目が見開かれたあとに、ぎゅっと閉じられる。



いとおしい。


素直に好きって言えなくて、でも俺のことが大好きな彼女がいとおしい。


「はは、顔真っ赤」


「ば、っか」

「なゆ、大好きだよ」


「っ…………なゆも、」

「なゆも?」


ぷいっと顔をそらして、


「~~~きらいじゃないよっ!!!!!」


「ははっ、うん、知ってる」