溺愛彼氏はめんどくさい

「なーんでなくの」

「やよいなんて嫌いだぁ……」


いつも、なゆが振り回されてばっかりで


やよいはからかって遊んでいるのだ




「おれが、冗談いっているようにみえる?」


ふと、空気が冷めた。



まずい、


そう思うまもなく、やよいがなゆを立たせると自分も立ち上がった。



「ちがっ、」


「おれ、冗談で好き、も愛してる、も結婚しよ、もいわないよ」


なゆにしか、なゆが大好きだから、自然と漏れちゃうんだけどなーーー



悲しそうにやよいが笑う。



「やよ、」

「帰ろっか」




やらかした?




思わず口から漏れた“嫌い”





本当は大好きなのに──────