「会長、これ、うちのクラスの出し物です」
「んー、サンキュー」
放課後、生徒会長室で会長にプリントを渡すと、やっぱり会長はやる気なさそうに受け取る。
やっぱり裏と表の差が激しすぎる……。
「じゃ、明日の全校集会で全クラス分の出し物の発表があるから、よろしくな」
「……は?」
「は?」
「明日って、全校集会ありましたっけ……?」
すると会長は呆れたようにため息をついて、そばにあったホワイトボードを引き寄せる。
「ここ、みろ。明日の予定、全校集会」
「生徒会室にこんなものがあったんですね」
「あ?お前、副会長だろ。これくらい把握しておけよ」
「私まだ生徒会入って一週間しか立ってないんですけど⁉︎無茶言わないでもらえます⁉︎」
「はぁ?じゃあもっと頑張ればいいでしょうが」
「みんながみんな会長みたいに、何でもかんでも完璧にできる訳じゃないんです!」
自分が正解を言っていると思っているのか、ニヒルに笑う会長が憎たらしくて、私は勢いよく反論する。
「んー、サンキュー」
放課後、生徒会長室で会長にプリントを渡すと、やっぱり会長はやる気なさそうに受け取る。
やっぱり裏と表の差が激しすぎる……。
「じゃ、明日の全校集会で全クラス分の出し物の発表があるから、よろしくな」
「……は?」
「は?」
「明日って、全校集会ありましたっけ……?」
すると会長は呆れたようにため息をついて、そばにあったホワイトボードを引き寄せる。
「ここ、みろ。明日の予定、全校集会」
「生徒会室にこんなものがあったんですね」
「あ?お前、副会長だろ。これくらい把握しておけよ」
「私まだ生徒会入って一週間しか立ってないんですけど⁉︎無茶言わないでもらえます⁉︎」
「はぁ?じゃあもっと頑張ればいいでしょうが」
「みんながみんな会長みたいに、何でもかんでも完璧にできる訳じゃないんです!」
自分が正解を言っていると思っているのか、ニヒルに笑う会長が憎たらしくて、私は勢いよく反論する。



