……え?
恐る恐る校舎の柱から覗いてみると、暴言を吐いていた男の人——生徒会長が
手紙のような物をくしゃっと丸めているところだった。
そばにいるのは生徒会書記の武田くんだろう。
「まあまあ、そんなに嫌なら断ればいいのに」
「そうすると次は『千秋くんの意地悪!』が始まるんだろ?それよりはマシだ」
「そうか?そんな感じには見えないけどな」
普段の感じからは想像できない会長の姿にビックリして、足元にあった空き缶を
恐る恐る校舎の柱から覗いてみると、暴言を吐いていた男の人——生徒会長が
手紙のような物をくしゃっと丸めているところだった。
そばにいるのは生徒会書記の武田くんだろう。
「まあまあ、そんなに嫌なら断ればいいのに」
「そうすると次は『千秋くんの意地悪!』が始まるんだろ?それよりはマシだ」
「そうか?そんな感じには見えないけどな」
普段の感じからは想像できない会長の姿にビックリして、足元にあった空き缶を