そしたらもう野次馬が多すぎる!!

人が見ていると言ってもここまでじゃないと思って

いたのに、もう隙間が見えないくらい人で溢れて

いた。

「な、な……」

「な?」

「なんて事してくれたの⁉︎」

「はぁ?」

これじゃあもう目立たせてくださいって言ってる

ようなものじゃん!

どうしよう……と、キョロキョロと周りを見渡す

と、久保田くんがこちらに向かって走ってくるのが

見えた。