裏表が激しい生徒会長に目をつけられてしまいました

千秋くんが、選んでくれた服……。

私が千秋くんから受け取った紙袋をまじまじと見つめていると、千秋くんも同じようにしているのに気がつく。

な、なんだか申し訳なくなってきた……。

私が選んだ服、大丈夫だったかなぁ……私、ファッションセンスないから、本当は心の中で文句言われてたらどうしよう……。

……それに、よくよく考えたら、あの学校の人気者に服を選んで貰えるとか、ありえないんだよなぁ……。

そんなことを考えながらも、私の手は、紙袋をしっかり掴んで話すことは無かった。

「次はどこに行くの?」

歩きだそうにも目的地が分からなくてそう聞くと、千秋くんは右と左を指さす。

「……水族館か映画。どっちがいいか決めろ」

「わ、私が決めるの!?」

「さっきは俺が行きたかったところ。次はお前」

そ、そういう事か……。

うーん……。

「じゃあ、映画で……」

そう言いながら千秋くんの顔をのぞき込むと、明らかに嫌そうな顔をしていた。

「え!嫌なの!?じゃあ水族館で……」