裏表が激しい生徒会長に目をつけられてしまいました

私はもう一度お互いに選びあった服を見る。

私が選んだのは、黒のバギーパンツに、中心に文字か書かれている白のパーカー。

それに対して、千秋くんが選んだのは、白のバギーパンツに、中心に文字が書かれている黒のパーカー。

揃えたのかと疑いたくなるぐらいおそろい感が半端なくて、さっきからこの調子。

いつまでそうしていたのか分からないけど、結構長い間お疲れ様お互い黙りこくっていたのか、痺れを切らした店員さんが近ずいてくる。

「お客さん、いつまでそうして……って、千秋か。何してんだ?」

「岳さん、これ、どう思う?」

店員さんは、さっき千秋くんが話していたいとこさんなのか、千秋くんがオドオドと服を指さしてそう聞く。

「は?お揃いだろ?あ、カップルコーデか?」

……っ、か、カップルコーデ……。

そんなつもりはなかったけど、やっぱりはたから見たらそうにしか見えないらしい。

「買うんだろ?会計するか?」

岳さんのその言葉に、千秋くんは少し悩んだ素振りを見せたけど、直ぐに私の方を向いてまた服を指さす。

「……お前はこれでいいのか?」

「……あ、私?い、いいんじゃないかな……?」

そんなこと聞かれるとは思っていなくて、返事がしどろもどろになってしまう。

「……じゃあ、買う」

「あい、お買い上げどうもー」

+ + +

「ん」

「あ、ありがとう!わ、私も、どうぞ……」

「サンキュ」