裏表が激しい生徒会長に目をつけられてしまいました

「さっさと選べ」

「で、でも……」

何度断ろうとしても、千秋くんは譲るかはないのか選べ、以外何も言わない。

あ、だったら……。

「じゃ、じゃあ、お互いに選び合いっこしようよ!」

「……選び合いっこ?」

「うん!お互いが相手のために服を選んで買ってあげるの!……どうかな?」

私の選んだ服なんて嫌かもしれないけど、私だけ買ってもらうなんて嫌だ。

「……わかった。メンズはあっちだ」

「あ、うん。また後でね」

反対されると思っていたから、意外とすんなり受け入れてくれて驚く。

それでも、レディースのコーナーに恥ずかしそうに入っていく千秋くんを見送りながら、私は少し笑ってしまった。

+ + +

「こ、これは……」

「一応聞くが、揃えようとしてないよな?」

「そんなことしないよ!」

「だ、だよな……」

まあ、千秋くんがそう聞いてしまうのもわかるけど……。