裏表が激しい生徒会長に目をつけられてしまいました

「久保田、貴様、なんて事してくれたんだ」

その言葉と同時に振り返ると、千秋くんのとんでもない表情が目に入る。

久保田くんに裏の顔を見せたのは初めてなのか、久保田くんは相当驚いているのか、口をパクパクさせている。

「……な、何がですか?」

やっとのこと発した久保田くんの言葉は、千秋くんの言葉に被せられて消えてしまう。

「とぼけるな。何が生徒会の演出だ、全然違うだろ」

何にそんなに怒っているのかわからなかったけど、私を助けてくれた久保田くんを怒るのは許せない。

「千秋くん、久保田くんを怒るのはやめて」

「なんでだ?こいつのこと好きなのか?」

ど、どうしてそうなるの?

「ふざけないでよ、私は真面目に言って……」

「俺だって真面目だ。今週末、デートするぞ」

……え?

で、デート……?

冗談、だよね……?