駅から10分ぐらい歩いてたら、隼人君の家に着いた。

でかッ…

「夏希ちゃん?大丈夫?」

「うん。あまりにもでかくて、固まっちゃった…。」

「そう。中入ろっか」

「うん。」

ドアを開けて玄関に入った。
玄関まで広いや。

「ねぇ、ご両親って何の仕事してるの??」

「うちの両親??
父さんが建設会社の会長で、母さんが病院の院長だよ」

「すご…」

「ねぇ、俺さ飲み物持って行くから先行ってて?階段登って、突き当たりの左側が俺の部屋だから。」

「わかった」

そして、階段を上がって部屋に入った。
部屋まで広い。
って、当たり前か。
家その物がでかいんだから。


男の子って感じの部屋で余計なものは何一つない。
部屋全体は、黒と白のモノクロで統一されていた。

パソコンにベッド、
机に大きな本棚が置いてあって、近くにはゲーム床には、シンプルな絨毯が敷いてあった。

そんなことを考えてると隼人君がお盆を持って部屋に入ってきた。