園児〜小学生まで
活発な方だった。

鬼ごっこ、ドッチボール
休み時間動いていないことなんて
皆無に等しかった。



変わり始めたのは、中学生。

部活動や委員会、生徒会など
何かと役割を持つことが増え
勉強出来る組、出来ない組がはっきりと別れ…
且つ、一軍や二軍など
[ カースト ]と呼ばれる制度が始まった。

その流れに、乗り切れないまま
一軍二軍の言うことが理解出来ず
段々と階は下へ。

3年生になる頃には、いつの間にか、
かげで[ 陰キャ ]と呼ばれ始めた。

それに気づいたのは、
小学生時代、仲の良かった子から
名前呼び捨てから
苗字にさん付けで呼ばれたことだった。


気付かぬうちに
イメージを勝手に決められ、なぜか
それを守るために必死だった。

それくらいの頃から
目が悪くなり始め、メガネをしていて
なぜか、途中から、頭がいいと思われていた。
頭のいい人から、テストの点数を毎回聞かれ、
隠すのに必死だった。

頭のいい陰キャと
頭が悪い陰キャでは
また、格が違うと変な怖さを
感じていたからだ。


今となれば
どうでもいい事なのに。