あの子と私

そして翌日になり、学校に着くと、いつものように席に座り勉強を始める。


「おはよー」


次から次へと来るクラスの子達の声が、いつもより大きく聞こえた。


ヨシとトモが来たら……。


「おはよー。アリス」


急に聞こえて来たヨシの声にピクンとなる。

どうすればいい?

私は一瞬勉強をしている手を止め、聞こえなかった振りをして再び手を動かす。


「アリス?」


どうしよう……。

私は顔を上げ周りをキョロキョロ見回すと、クラスの女の子達が冷たい目でこっちを見ているのが分かった。


二人と話してるから…?


「アリス?何かあったの?」


ヨシがそう言って優しい顔で私の顔を覗き込み、トモは無表情で私を見ている。

私は又チラリとクラスの女の子達に視線を向けると、コソコソ話してるのが分かった。

このままじゃ、もっと友達が出来ないし、もしかすると内申が下がるかもしれない。

ヨシとトモと一緒に居てもいい事なんて、何一つないんだ。

心臓がバクバク鳴ってる。私は少し震える唇が分からないように手で隠し、二人に言った。