あの子と私

授業の時間はいつものように過ぎ、相変わらず休憩になる度、ヨシとトモは来た。


そして全ての授業が終わると、当たり前のようにヨシが言う。


「アリスー、今日はどうする?」

「ごめん、勉強があるから」

「だよね。ゲーセンとか連れてってあげたいんだけどなー」


ゲーセンってどんな感じなんだろう?

でも


「ごめん」


一緒に歩いていて誰かに見られたらいけない。


「分かったよ。じゃあね。

「うん。バイバイ」


ヨシとトモが教室から出て行き、机の中の教科書を鞄に入れる。

そして席を立った時、クラスの女の子が話しかけて来た。


「川野さん」

「……?」


話掛けて来たのは立花さんと小西さんで、小さくてフワフワした感じが可愛い。


「ねぇ、最近広瀬くん達と仲いいよね」

「あ…うん」


聞かれる事は分かってる。

”何で?”

だよね?

皆そう言うんだ。



でも違ってた。


「二人で話してたんだけど、広瀬くん達と一緒に居るようになって、川野さん変わったよねー。髪型とか」

「……」

「でもさ、川野さん、あの二人には釣り合わないよ?」