あの子と私


交友関係……。

母親の言葉に胸がドキッとした。

トモとヨシの顔が頭に浮かぶ。


「そうか。アリスの年頃は友達に影響されやすいからな。友達は選ばないとな」

「うん。……大丈夫だよ」


私は何か悟られるんじゃないかって、ヨシとトモの事がバレるんじゃないかって、必死に平静を装う。

だって、二人と遊んでいる事がバレたら……?

お母さんもお父さんもガッカリして、又喧嘩が始まってしまう……。



……そうでしょ?


「私、勉強するね」


ご飯を食べ終わると、私はそう一言言い残して部屋と戻る。

そして机の上にピンクの眼鏡と、コンタクトを置いて、ボンヤリと眺めた。

ヨシもトモも凄くいい人だと思う。

思うけど……一緒に居たら、両親は心配する?

学校だけ…学校だけ仲良くしてたら大丈夫だよね…?


私は又ピンクの眼鏡と、コンタクトをしまうと問題集を出し、勉強を始める。

学校で仲良くしていても、成績が下がらなければバレない。


大丈夫だ。