あの子と私

席に座ると担任が入って来て、出欠を取る。

ヨシが携帯の番号を変えたんだ。

もうタカもメールを送れなくなってしまう…。

そう思った時、スカートのポケットの中の携帯がブルブル鳴り、机の下で携帯をソッと開く。


From.タカ
今すぐ電話して
しなかったら男に全部ばらす



え……?

ばらす…?


血の気が引いて鼓動が速くなる。


電話しないと……。

私は携帯をスカートのポケットに入れると、出欠を取っている担任に言った。


「ちょっとトイレいいですか?」


担任は少し黙り呆れた顔をして言った。


「いいけど…ちゃんと休憩中に済ませておくように」

「……」


私は急いで教室を出てトイレへと向かう。

そしてトイレの個室に入ると、急いでタカに電話を掛けた。


「…はい」

「アリスだけど…何?」


何を言われるんだろう…?

タカのあの怖い顔が頭に浮かぶ。

私の問い掛けにタカは冷たい声で答えた。


「別に用事はない。これから俺がメールした時は絶対にその指示に従え。もし従わなかったら…」

「従わなかったら……?」