あの子と私

全部の授業が終わると、トモがすぐ私の席に来て言った。


「今日はヨシを借りるな」

「…うん」


ヨシはトモに連れられて帰り、私も急いで正美の家に帰る。

そして家に着くと急いでタカにメールを送った。


To.タカ
彼氏の友達が彼氏と一緒に居る。
これ以上続けるとやばいかもしれない。


メールは暫くすると返って来る。


From.タカ
分かった


私は携帯を閉じ、冷蔵庫を開けた。

今日は正美さん、バイトが早く終わる日だ。

正美と一緒に住み始めて分かった事。

週の半分は夜遅く迄バイトをしている。


まだ母親らしき人は見た事がない……。


冷蔵庫の中には野菜と牛乳がある。

これで何が作れるんだろう?


目玉焼きしか想像出来ない。

私はフライパンに油を入れると、卵を割ってフライパンに落とす。

殻が又割れて大きな殻だけ箸で救うと、ガスレンジの火を付けた。

火を付ける前に割ってみて良かった。

そして少しして箸で目玉焼きの裏を見ると、黄身が潰れてグシャグシャになった。

私が家で見た目玉焼きとは違う気がする。

正美さん、喜んでくれるかな……?


暫くすると玄関が開く音が聞こえ、私は急いで玄関に向かう。