あの子と私

もっと…もっと責めたらいい。


「ねぇ、こういうの止めようよ」


真雪……!

いつも真雪は私の邪魔をするんだ。


「でもさー、福…」


斎藤がそう言い掛けた時、教室のドアが開き、トモの姿が見えた。

トモは教室全体を見回すと、低い声で聞く。


「お前ら何やってんだ…?」


少し沈黙になり、田中が答える。


「俺らさー、何もしてないのにそいつが俺らのせいにするんだ」

「ヨシ…本当か…?」


トモの問い掛けにヨシは黙り込んだ。


「お前さ…最近ちょっと変だぞ?」

「だっておかしんだよ!毎日変なメールが来て、変な事が起こって……。こいつらに決まってるんだ!」


トモはヨシの言葉を聞くと、小さく溜息を吐いて言った。


「分かった。ちょっとこっちに来いよ?」


ヨシは黙ったまま、トモに連れられて教室を出て行き、クラスの子達も静かになったままチャイムが鳴る。

トモがこのままヨシと一緒に居る様になると、いつかタカの事がバレてしまうかもしれない。

早くタカにメールを送って知らせないと…。

でも今送ると私が怪しまれるかもしれない。

帰ってから送ろう。