「じゃ、いいや」



「…は?」


「俺から言っちゃっていいのかもわかんないし、お楽しみってことで。

焦んなくても、すぐわかるよ。

…ま、今日明日くらいには?」



いやいやいや。

今、教えてよっ!



…ってゆう、私の必死のつっこみは、
SHR開始のチャイムで消された。



「とりあえず、お付き合いありがとうございました」


軽く頭を下げる大目くんに、私も思わず条件反射で頭を下げる。



「これからも、俺が逃げたくなったら、片山さんのこと使わせてほしいんだけど…

無理?」