ぴか★すき


…なんだそりゃ。


僕の頭の上に?マークがいくつも浮かんだとき、タイミングよくスタッフが僕を呼んだ。



「大目さーん、そろそろお願いしまーす!」

「あ、はい!」


助かった。
未来の話は、正直苦手なんだ。

僕はなるべくやさしくららちゃんの腕を振りほどき、


「俺はわかってるよ、これからどうなるか。」


そう言い残してセットに向かった。




「…あたしはそれを変える力があるんだよー」



……ららちゃんが小さな声でそう言ったのを、
聞こえなかったことにしながら。